甘えられる声があれば
しがみついたりして

自分の寂しさ露呈してく
涙は果て
心は枯れきり
声に水分はなく

どんなに強がりを見抜かれて
優しき声で包まれても

己が出した毒は
自分を侵しはじめる
どこに出せばいい
どこに吐けばいい


何処にいけばいいの
何処で吐けばいいの

吐いたら後悔するくせに
吐いたら自虐するくせに

出した言葉は誰の体内に潜むの
そこから侵食が始まるのに


辛い痛みなんかわからないくせに
悲しい傷なんて自分だけなのに


傲慢と欲と
我儘と苦しさと


他人に笑えるか
他人に云えるか
他人
みんな他人


一人で立つと決めた
もう誰の胸に抱かれることも無く
結局
独りなんだとわかった


もう知らない
わかりたくない

 

 

あぁ、虚無への地へといざなえ
誰もいない空間に閉じ込めて
願いが叶うのなら

明日は暗闇のままでいて